Royal Stuart Garden Trust 

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●特集 ゲート&フェンス&ウォール(塀)
 ハードなマテリアル(材料)でつくられたゲートや境界の塀、またはフェンスなどは家や庭のフレーム(縁取り)としての役割を果たします。 私たちの敷地のサイズや範囲を明らかにするだけでなく、庭全体のなかで背景という大切な要素も供給してくれるというわけです。家や周りの環境に適した素材で施工されたゲートや塀であれば、いろいろなスキームで植栽された植物とともに、家の美しさをいっそう引き立ててくれることでしょう。(文・写真:スチュアート・アクステル)
ゲート(門扉)

 
■ゲート(門扉)
英国では誰かの家を訪れる時に、ゲートでベルやインターフォンを鳴らしたりしません。ゲートにはベルもインターフォンも、そしてメールボックスもついていないからです。ゲートを開いて、ドアのところまで歩いてゆき、ドアにあるメールボックスやインターフォンを探します。したがって英国においてゲートというのは来る人を拒むというよりも、庭や家がよく見えるよう、そしてむしろ招き入れるような性格を持っています。
■フェンス&ウォール                                                                                              境界のフェンスやウォールは敷地の範囲を示すだけでなく、プライバシーを守ったり、また強風や騒音を防ぐとともに動物や人を敷地内に入れないようにする役割もあります。

フェンス

■レンガのウォール(塀)                             英国では、家も地域で採れる素材で建てられてきました。その結果、粘土質の多い地域では、レンガが、家や塀に使われることとなりました。レンガは用途が広く、色も多様です。その地域で採れる土で作ったレンガで家を建てる人がほとんどです。 

 

レンガのウォール

 

石のウォール(塀)

 
■石のウォール(塀)         英国は基本的に石の国で、2000年もの長い年月を経た石のウォールがあります。ローマ人によって築かれたドライストーンの石積みの手法は現在にも受け継がれています。人気があり、しかも素晴らしい見本はコッツウォルズ地方でしょう。建築基準が非常に厳しく、この地域の境界のウォールは殆どが地域で採れるコッツウォルズの石でできています。
 

 

 

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